民主党の川端達夫幹事長は25日、党本部で定例会見を開いた。
川端幹事長は冒頭、スマトラ沖大地震・津波災害救援対策本部の本部長代理である鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣らが、インドネシアとスリランカで現地調査を実施し、24日の対策本部会合で報告を行ったこと、25日午後にタイ・プーケット島の日本人会の会長が党本部を訪問し、災害発生後に激減した日本人観光客の誘致について、陳情を受けたことを語った。
川端幹事長は、中長期的な息の長い支援の必要性を含む今後の対応が、対策本部の会合で話し合われたと述べ、2000年の北海道・有珠山の噴火によって洞爺湖温泉の客足に影響が出た例にも言及して、宿泊客の回復に力を入れる現地をアピールすることなども、一つの支援の形として位置づけられるとの考えを示した。
川端幹事長はまた、最近の国会審議の状況について語り、「国民から付託された責任の重さ、院の権威、ルール、前例を可能な限り大事にするという国会の運営が、昨今与党により捨て去られている状況が散見される」との懸念を明らかにした。さらに会見で川端幹事長は、民主党の議員立法として、北朝鮮人権侵害救済法案を25日午前中に提出したと記者団に語った。
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