民主党の岡田克也幹事長は19日、総選挙に向けた予定候補者の応援のため静岡県に入り、富士市、静岡市、磐田市、浜松市などで街頭演説会や座談会に参加した。静岡5区の細野豪志衆議院議員、静岡4区の田村謙治予定候補者、静岡3区の鈴木やすし予定候補者、静岡8区の鈴木康友衆議院議員がそれぞれの選挙区で同行した。
この日の最初に、5区のJR富士駅前で現職の細野議員とともに街頭演説会に臨んだ岡田幹事長は、前日の衆院予算委員会での小泉首相との論戦に言及。大量破壊兵器が見つからず、イラク攻撃支持の根拠が揺らいでいることに対する首相の弁明について、「極めて軽い。悩みぬいた末の政治家の決断とは思えない」と指摘。改めて首相としての資質に疑問を呈した。
さらに、「民」「地方」「個人」の3つのエネルギーを充分に引き出していくのが、今日の政治の最大の役割であり、日本を再生する秘訣だと提起。「しがらみのある政党政治ではこれはできない。しがらみの極めて少ない民主党でなければ、本当に日本を変えることはできない」とし、次期衆院選での民主党候補への支持を力強く訴えた。
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