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2005/11/01
対案・提案型の一定の成果を挙げることはできた 野田国対委員長
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1日午前、野田佳彦国会対策委員長が国会内で記者会見を行い、今日閉会する特別国会を振り返っての所感などを語った。

 野田国対委員長はまず、この「異様な」特別国会について、「特別国会として42日間は異例の長さだ。しかし通常は行われるべき臨時国会を開かないという前提というのであれば、むしろ短いし半端だ」と指摘。「最初から最後まで異例の形で進んだ」今国会を、「小泉さんだからしょうがないと、何となくみんなが流している」が、「議会制民主主義を形骸化・空洞化させている」と厳しく指摘し、野党として、「しっかりと警鐘を鳴らしていかなければならない」と改めて強い口調で危惧の念を語った。

 また、議員年金廃止法案が、今日の衆議院議院運営委員会で「残念ながら」採決で廃案とされたことについても野田国対委員長は触れ、民主党としては両院議員政策懇談会で決めていることでもあり、今後も与野党で成案を得るべく、議会制度協議会での議論に臨むにあたっては、今日の両院議員総会で、野田国対委員長と松本剛明政策調査会長に一任を取り付けたいとの意向を示した。また、臨時国会の開催要求についても、今日の午後、衆議院・参議院双方で民主党など三党でそれぞれ議長に申し入れを行うことも改めて明らかにした。

 記者団から、小泉改造内閣の発足について問われた野田国対委員長は、「われわれと改革競争をやっていく相手の陣容が決まった」とし、「早く大臣の所信をちゃんと聞いて、その上で評価を定かにしていきたい」と述べ、「国会の中でご発言をいただき、判断材料にしていきたい」と、早期の国会開会の必要性を改めて強調した。

 また、今国会での民主党の対案路線についても野田国対委員長は、19もの案件について対案を提出したことを改めて報告し、「対案・提案型の一定の成果を挙げることはできた」と強調。議員年金廃止などでは、「与党が歩み寄ってきた」ことなどを挙げて、「足下の改革ではむしろ主導権を握れた」と指摘した。また、次の国会からは、「戦略的に、対案を打ち出して勝負するものは何か、徹底追及型の法案は何なのか、よく整理して臨む」との意向も、野田国対委員長は明らかにした。

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