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2005/11/01
(コメント)杉浦法務大臣の死刑執行に関する発言について
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民主党『次の内閣』ネクスト法務大臣
千葉 景子


 杉浦正健法務大臣は、31日夜の初閣議後の記者会見で、死刑執行命令書にサインしないと表明したものの、約1時間後に、個人としての心情を吐露したもので、法務大臣の職務の執行について述べたものではなかったとの文書を発表し、事実上発言を撤回した。

 大臣就任の抱負を語る記者会見という注目される場で、死刑執行のような重大な問題について発言しておきながら、短時間で撤回するという失態は、大きな混乱を招いており、国の根幹に係わる法務行政を担う大臣としての信念、覚悟、指導力を問われても止むを得ない。
 杉浦法務大臣には、発言の真意を国民に説明するよう要求する。

 民主党は、従来から、仮釈放のない「終身刑(重無期刑)」の創設を図るとともに、刑罰の見直しをすすめることを主張しており、この問題について国民的な合意が得られるよう、議論を展開していきたい。


以 上

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