民主党は22日朝、役員会を開き、現在参議院で審議中のイラク復興支援特別措置法案の廃案をめざし、野党4党の足並みを揃えて共闘を進める方針を確認した。午前11時すぎから行われた野党国対委員長会談の席で、民主党の野田佳彦国対委員長がこの方針を各党に提案し、了承された。
野党4党は、当面、参議院外交防衛委員会での徹底審議を通じて同法案の問題点を浮き彫りにする方針だが、与党側は22日中に採決を行う構えも見せており、万一与党側が強行採決の動きを見せた場合には、各大臣の不信任決議案・問責決議案や内閣不信任決議案の提出なども含め、衆参両院の4野党が連携して「あらゆる手段を講じる」(野田国対委員長)としている。
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