民主党『次の内閣』(ネクストキャビネット)は29日の閣議で、「高速道路政策」について協議を行った。説明にあたった佐藤謙一郎・国土交通ネクスト大臣は「本来、民主党が提言していた道路公団完全民営化案があるが、現状を考慮すると民営化にこだわらず高速道路無料化という案を考える声も挙がっている」として両案を提起した。
閣議では、高速道路を無料にした後に公団の借金をどのように返済していくのか、またその際、都市部でのさらなる道路渋滞や環境破壊にどう対応するか、また本質的に道路やコミュニティについてどのように考えるのか、など様々な議論がなされた。これを受け、政調会長が次回の閣議で議論を整理したものを提案し、最終的な結論を出す方向で了承された。
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