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2004/07/06
「社保庁改革抜きの民間長官起用は責任回避」岡田代表
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 民主党の岡田克也代表は6日、高知市内で会見し、「選挙戦も残るところわずか、一日一日が重要」と述べ、一部報道で「自民党苦戦」と伝えられている点についても「ふたを開けてみないとわからない」と語り、最後まで力を緩めず戦い抜く決意を示した。

 また岡田代表は、政府が同日、社会保険庁長官に損保ジャパン副社長を起用する人事を公表したことについて、「このタイミングで出してきたことは選挙目当てと言わざるを得ない」と指摘。民間人登用に異論はないとしながらも、「民間人を登用するだけで、具体的な(社保庁)改革の中身や反省がない」「保険料による公用車購入や宿舎の建設は、与党が認めたから行われたもので(社保庁が)勝手にやったわけではない。トップのすげかえでよしとするのは責任を回避したすり替えの議論だ」と厳しく指弾した。

 さらに、倉田参院議長が国会議員の資産公開で借入金を大幅に過少報告していた問題について、「選挙が終われば明確にしなければならない。単にミスではなく隠していたもので、それだけで参院や国会の信頼を大きく損ねた。即座に辞任すべきだ」と述べた。

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