民主党の岡田克也代表は13日、定例の記者会見を開き、参議院選挙後の当面の課題として、政権交代実現に向けた準備を本格化するとともに、7月下旬召集予定の臨時国会において年金、多国籍軍参加の両問題を中心に政府・与党に本格審議を強く求めていく考えを明らかにした。
会見の冒頭、岡田代表は、自民党を上回る議席を獲得した今回の参議院選挙について「これはまだゴールではなく、プロセス。政権交代というゴールへ休むことなく進んで行いきたい」と述べ、次期総選挙・参議院選挙に向けた候補者擁立を急ぐとともに、党の政策の具体化、党改革などを推し進める意向を示した。
また臨時国会について、1ヶ月程度の会期をとり、多国籍軍参加、年金の2つの重要テーマについて十分議論すべきだ、と指摘。わずかな会期でやりすごそうとしている政府・与党について「(参院選で)これだけの民意が示されながら、決着がついたという姿勢は絶対に認められない」と語気を強めて語った。
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