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2004/07/16
「日歯連事件究明、年金法出し直しに力尽くす」藤井幹事長
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 民主党の藤井裕久幹事長は16日、定例の記者会見で新潟、福島両県の集中豪雨被害に言及し、「災害対策本部を立ち上げるとともに、本日、関係者が現地視察を行っている」と報告するとともに、視察報告を踏まえて週明けの20日には民主党としてできるかぎりの対応を行う考えを示した。

 日本歯科医師連盟(日歯連)の資金流用汚職事件で吉田前自民党議員らが逮捕され、また日歯連が自民党橋本派に献金した1億円が政治資金収支報告書に記載されていなかった問題については「自民党の体質から避けることのできない、エンドレスの状態」と指弾。事態が明らかになっても橋本元総理が支出は示さないまま収入記載の修正だけで済ませようとしている点を「姑息な対応」と指摘し、「政治の信頼というよりも人間として許されない」と批判した。自民党の安倍幹事長、石原国土交通相への献金疑惑も含め、自民党ヤミ献金等解明本部として徹底究明するとした。

 先の通常国会で成立した年金法に条文の修正漏れなどのミスが30カ所以上もあることが判明し、関係者の処分が行われたことについては、「年金法の内容が許せないということで出し直しを求めてきたが、その上、30カ所以上もまちがっていたという政治姿勢は許しがたい。そのことをふまえ、当然のことながら出し直しをさらに強く求める」と語った。年金法廃止法案提出となるか、年金関連法の撤回要求になるかは検討中としながらも藤井幹事長は、「『そういうものを出す』ということではお約束の通りだ」として、政府を一層厳しく追及していく構えを示した。

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