民主党の岡田克也代表は26日、議員会館内でイラク諸宗教指導者一行と会談した。同一行は、イスラム教スンニ派、シーア派からのみならず、キリスト教指導者やクルド人イスラム教指導者を含む8名で、世界宗教者平和会議(WCRP)が主催したイラクの平和構築をテーマにしたシンポジウムに参加するために来日した。
会談の冒頭、岡田代表は、人質解放へ向けたイラク人宗教指導者の尽力に対し感謝の意を表明。続いて、自衛隊派遣ではない形での復興支援が重要と考えている党の立場を説明し、「その実現のために、皆様のご意見をお聞かせいただければ幸いです」と述べて、和やかな雰囲気の中、会談が始まった。
一行は、イラク人自身がイラクを統治することが大前提であるとした上で、飲料水や電気などの生活インフラの復興が急務であると述べた。また、宗教指導者という独自の立場から、「宗教間融和こそがイラクの平和への道筋である」とし、この分野での日本の支援を訴えた。
会談には、前原誠司『次の内閣』ネクスト外務大臣、松本剛明同防衛庁長官、末松義規衆議院議員、中川正春衆議院議員、藤田幸久国際局長、大谷信盛国際局副局長が同席した。
|