民主党『次の内閣』内閣部門会議は30日、内閣府防災部局や防衛庁中央指揮所など、政府の緊急時対応施設を視察した。国内テロや大規模災害など、緊急に対処すべき事態が発生した場合における政府の初動体制について検証するのが目的。
霞ヶ関の中央合同庁舎5号館におかれた内閣府防災部局では、災害対策本部会議が開かれるオペレーションルームを視察。災害発生時における内閣府の応急対応のあり方や、関係省庁からの災害情報の集約・伝達方法の概要について説明を受けた。出席者からは「集約した災害情報についてはなるべく迅速に公開できるよう努力を」「市町村の災害対応能力はさまざま。情報伝達のあり方について工夫すべき」などの意見が出された。
その後視察団は市ヶ谷の防衛庁を訪問し、地下3階にある中央指揮所を視察。防衛出動発令時や国内テロ発生時における防衛庁の対応のあり方や、NBC(核・生物・化学)テロに対する準備状況などについて説明を受けた。
なお今回の視察には、大島敦『次の内閣』ネクスト内閣府担当大臣をはじめ、木俣佳丈ネクスト内閣府担当副大臣、小林正夫参議院議員、芝博一参議院議員が参加した。
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