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2005/10/04
前原代表が対案路線強調、幹事長が党内日程提示 常任幹事会
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 10月4日午後、国会内で第347回常任幹事会が開催され、前原代表が総選挙の結果を踏まえた対案提示路線を強調し、鳩山幹事長が党機構改革および総選挙総括の日程を提示した。

 川端達夫常任幹事会議長の司会下に、冒頭前原誠司代表が挨拶に立った。代表は、岡田克也前代表が東海ブロック選出の常任幹事として常幹に参加することを紹介した後、明後日からの参議院神奈川補欠選挙の闘い方について次のように語った。

 第一に、総選挙における国民の審判を受け止めて、郵政の対案が出せなかったこと、および政権を担うという意識が欠けていたことを反省し、対案路線に転じた。第二に、谷垣財務相の選挙後の発言のように水ぶくれした政府をそのままにして増税するのか、われわれのように徹底して無駄を省いて安易な増税路線をとらないのか、財政問題を争点として訴えていく。自民党がマニフェストでサラリーマン増税を行わないと言いながら、それをやろうとしている点も問題だ。最後に、川口前外相がどのような外相であったかについても厳しく問っていく。

 続いて鳩山幹事長が報告を行った。幹事長は、ブロック選出常任幹事を中心にブロック国会議員団会議を定期的に開催すべきこと、シンクタンク設立準備委員会が仙谷委員長および松井事務局長の構成で決定したこと、参院神奈川補選対策本部が鳩山本部長、玄葉事務総長、笠事務局長その他の役員構成で決定したこと、を報告した。

 野田佳彦国対委員長は、衆議院の予算委員会では代表を先頭に特別会計の問題を取り上げたこと、今後の各委員会の一般質問においてもこの問題を取り上げていく方針を述べた。また、6日には郵政法案に関する代表質問が、7日からは郵政特別委員会が始まるなどの国会日程を報告した。

 輿石参院幹事長は、今後の参院役員の選挙については、会長及び幹事長の選挙から会長のみの選挙への移行を検討すると語り、また参院からの選挙対策委員会への代表者を選考中であること、参院独自での選挙対策が必要であることなどを報告した。

 平田健二参院国対委員長は、今後の参院の国会運営について報告した。
松本剛明政調会長は、次の内閣における民主党の議員立法および政府・与党提出法案についての審議状況を報告した。

 次に、報告・承認事項に移り、幹事長が12月17および18日に行われる党大会の実行委員会の委員長に山岡賢次副代表、事務局長に平野博文総務局長を任命したこと、党改革案は10月26日までに取りまとめ11月15日に決定すること、総選挙総括は11月4日予定の全国幹事長会議を経て、11月8日に取りまとめることを報告し、承認された。

 武正公一選対委員長代理は、宮城県議補選候補者での公認および候補予定者が岡山市長選に出馬するために参院岡山選挙区における公認内定を取り消すことを報告し、了承された。

 大畠章宏組織委員長は、新たな総支部の設立について報告し、了承された。
会議では、党としての政策決定のあり方と支援団体との関係について、活発な論議が行われ、友好関係を尊重しつつ、政策決定においては独自性を保つという原則が確認された。

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