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2005/10/05
前原代表、連合第9回定期大会に出席し挨拶
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前原誠司代表は5日午前、東京都内で「連合第9回定期大会」に出席し、挨拶の中で「民主党は働く皆さんに視点をあてて政治を行う」と誓った。
 
 連合の笹森清会長は挨拶の中で、総選挙得票数などを例に挙げて「風頼みといわれてきた民主党に地力がついた」と述べ、「勢力を立て直し、国民の要望を受け止めて、施策をしっかり磨いていけば、近い将来、(民主党の)大逆転は十分可能」との認識を示した。

 その上で、「もっと地力をつけて応援団を増やすように」と党への要望を語り、連合としても、日常交流の仕方や政策協定のかたち、候補者支援のあり方を再考する考えを、前原代表に伝えているなどとした。笹森会長はまた、「あたたかみのある政治」という前原代表の言葉を「希望がつながる」と評価した。

 来賓挨拶に立った前原代表は冒頭、第44回総選挙における連合と組合員の皆さんの多大な力添えに感謝し、議席を大きく減らした結果をお詫びすると表明。「政権交代可能な、二大政党制の一翼を担う政党」と言いながら、戦術・戦略・宣伝などに関して、本気で担う準備や心構えができていなかったことが最大の敗因と分析し、「神聖な民意」を重く受け止め、立て直す責任があるなどと述べた。

 前原代表は、国の借金や自殺者の増加などの大きな問題に関して、与党を批判するだけでは、ずっと野党に居続けることになると指摘した上で、民主党の対案路線について説明。「国の問題を自らのものと受け止めて、政権に取ったときにどう解決するか明示しなければ、信任は得られない」として、重要な問題には対案を示し、与党が触れない問題には党から提案するやり方で臨むとの考えを示した。

 組合との関係については「政党と組合の考え方に違いがあるのは当たり前」と、しっかり議論をし、意見が合わない時は是々非々でやっていくことが、本来の関係ではないかと提起。意見に対して門戸を開き、しっかりと連携や協議を行った上で、「最終的には、党の主体的な判断のなかで政策を決めさせていただきたい」と理解を求めた。

 「政権を取ったときにどういう政治をするか」に関連して、前原代表は「国民の皆さん、働く皆さんへの目線は、微動だにしてはならない」と視点はあくまでも働く皆さんであると表明。サラリーマン増税に言及し、「民主党の琴線に触れる、一番怒らねばならない部分」だと、厳しく与党と対峙する姿勢を示した。

 「すべては国民のために。働く皆さんのために政治を行っていくことをお誓いする」と述べた前原代表は、笹森会長や草野事務局長はじめ多くの退任される方々の、厳しくも暖かいこれまでの支援に感謝の念を示して、挨拶を締めくくった。

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