5日午後、議員会館において民主党憲法調査会の総会が開かれ、調査会の構成と今後の進め方が報告され承認された。
古川元久事務局長の司会の下に、冒頭枝野会長が挨拶を行い、「引き続き憲法調査会長の重責を担うことになった。わが国を取り巻く情勢は大きく変化しており、わが党も予断を持たずに憲法のあり方を考えたい。国民の憲法制定権の前では国会議員もまな板の鯉だ。引き続き党内で活発かつ建設的な議論をしてもらいたい」と語った。
続いて会長から調査会の構成について報告があった。また会長は、本年4月25日の「憲法提言の策定に向けて」の文書を踏まえ、各小委員会からの報告をベースにして今後の論議を進めていく方針を報告した。
さらに会長は、国民投票法制についても論議を進めていくが、憲法については現時点で時間を切って結論を出すことはしないとして、今日は進め方を決めたいと語った。
その後、論議の進め方を中心に活発な意見が交わされたが、その中で今日までの5年間の憲法調査会の論議を尊重しつつ、いかに国会における論議に遅れを取らないかが課題であることが了解された。
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