8日、鳩山幹事長を先頭に、民主党の衆参国会議員が神奈川県で、小泉政権の政策と対比しつつ民主党の政策を訴えた。
午後一番、相鉄線海老名駅前で鳩山幹事長が道行く人に、「小泉政権は民主党がやろうとしていたことをやろうとしている。しかし、小泉政権が、改革の山を最後まで登れるのか、それとも2合目までしかたどり着けないのかを見届け、騙されないようにしなければならない」と語りかけ、「表紙だけが小泉改革で、後は官僚の作文だ」と訴えた。
そして、官僚任せでは無駄を省くことができず、増税路線を取らざるを得なくなることを、選挙後に増税容認に転換した財務大臣の発言を例にとって説明した。
二俣川駅前では、千葉景子参院議員が「総選挙で与党が3分の2を超える議席を獲得したからと言って、あらゆる課題について小泉政権に白紙委任状を与えたわけではない」と語り、「小泉政権の暴走を食い止めるためにも民主党が必要だ」と呼びかけた。
また、千葉県から政策を訴えるために駆けつけた広中和歌子参院議員(副代表)は、「民主党は「民主党は子育て支援などで優れた政策を打ち出したにもかかわらず、総選挙で敗れた。しかし、若い前原代表を先頭に、起死回生を図っている」と語りかけた。
夕刻、夕闇迫る横浜駅西口では、政策を訴えるために東京から駆けつけた小宮山洋子衆院議員(ネクスト大臣)と蓮舫参院議員が民主党の政策を訴え、多くの人が足を止めた。
小宮山洋子議員は、「サラリーマン増税はしないということは、定率減税を廃止しないことだ」と、総選挙後に増税容認路線に転じた与党を批判し、「民主党の議員は若くてもみな政策立案ができるが、小泉チルドレンにはできない」と民主党の優位さを強調した。
蓮舫議員は、「皆さんは3分の2を議席を与党に与えた選択を是とされるのか」と問いかけ、「年金などの社会保障は改革を必要としており、少子化問題は官僚の机上の政策では解決しない」と訴えた。
横浜駅西口では、多くの人々が民主党の政策に最後まで熱心に聞き入っていた。
|