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2004/08/06
「全国で年金改革の青空国会を」有楽町で岡田代表
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 民主党の岡田克也代表は、臨時国会が閉会した6日夕、東京・有楽町の街頭に立ち、年金法廃止の議論もほとんどせずにたった8日の会期で国会を閉じた与党に対して「参議院選挙で示された民意を無視したやり方は絶対認められない」と強く抗議。「政府年金法の白紙撤回への取り組みを今日から始めていく」として、年金改革全国キャラバンのスタートを宣言した。

 有楽町のマリオン前で、聴衆の拍手に送られてマイクを握った岡田代表は、まず広島原爆の日にあたって犠牲者の冥福を祈り、「核の不拡散と核軍縮を実現する中で、核のない世界をつくっていかねばならない」と決意を述べた。

 その上で岡田代表は、臨時国会を短期間で閉じた与党の姿勢を「議論すべき問題はたくさんあるにもかかわらず、早く閉めてしまえば国民も忘れてしまうだろう、というやり方」と厳しく批判。「高齢化で年金を受け取る人が増え、払う人が減る中で、安心して働ける、引退できる、そういう新しいしっかりした制度をつくってほしいというのが民意だ」と指摘し、民主党の改革案に対して一元化の方向性も、消費税を含めた財源のあり方も示さない小泉首相を「これでは社会保障制度の抜本改革など進まない。情けない」と切り捨てた。

 さらに代表は、「国会が閉じたから終わりではない。私たちは国民との対話をさらに広げるために街頭での“青空国会”をスタートする」と述べ、秋の国会に向けて全国で演説会や対話集会などを展開することを表明。あらためて「国民の立場に立った年金改革をしっかり実現していく」と力強く決意を述べて演説を締めくくった。

 演説会には、海江田万里『次の内閣』厚労相、山岡賢次・年金改革推進本部事務局長、古賀一成・国民運動委員長、蓮舫参議院議員も参加した。

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