韓国ウリ党の文喜相氏を会長とする韓日議員連盟の12議員が30日、民主党本部を表敬訪問し、岡田克也代表らと日韓交流のあり方について意見交換した。
文会長は、「民主党代表選挙の告示日である本日の訪問は一層意義深い」と述べ、民主党の今後への期待を寄せた。また、韓国民主党の李洛淵議員から、東京都教育委員会が「新しい歴史教科書をつくる会」が執筆した扶桑社の歴史教科書を来春新設する都立初の中高一貫校で採択することを決めたことに憂慮を表明。ハンナラ党の權哲賢議員も同様の指摘をするとともに「本来は過去にとらわれず未来志向で話したい」として、来年の日韓国交正常化40周年を機会に、在日韓国人の地方参政権問題の解決、ノービザでの日本訪問等が実現できるよう民主党に尽力を求めた。
岡田代表は金大中前大統領来日時の演説にあった「未来志向」への共感を示し、「その言葉を大事に、日韓の本当の親善交流を目指して民主党は力を尽くしていきたい」と語った。
懇談には、藤井裕久幹事長、民主党日韓議員交流委員会委員長の鳩山由紀夫元代表、北橋健治役員室長、藤田幸久国際局長、近藤昭一国際局長代理が同席した。
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