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2005/03/04
岡田代表、ドイツ連邦議会議長と憲法改正等めぐり意見交換
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 民主党の岡田克也代表は4日、ヴォルフガング・ティールゼ ドイツ連邦議会議長を党本部に迎え、憲法改正への対応、対北朝鮮・対中国政策等について意見交換した。

 憲法改正に関して問われたのに対して岡田代表は、現憲法が米国からの押し付けとの見方があるが、自らは認識を異にすると前置きした上で、「ただ、時代に合わせて改正する必要がある」と語った。憲法9条の取り扱いをめぐっては「戦争放棄」を盛り込んだ第一項は堅持すべきと主張し、国連安保理決議がある中での自衛隊の国際協力の可能性を拡大する改正は必要としつつも、集団的自衛権の行使に関しては明記する必要はないと強調した。

 対北朝鮮政策をめぐって岡田代表は「経済制裁を具体的に考えなければならない段階に入っている」と語り、ただ最悪の事態も考えられる状況にあっては、米国のサポートが不可欠との認識を示した。また政府の姿勢として、経済制裁によるマイナス面について国民に十分な説明責任を果たすべき点にも言及した。

 中国との関係について問われたのに対して岡田代表は中国の軍事費が増大している状況に不安感を示し、「軍事増強はお互いにおろかな選択と認識したい」と述べるとともに、EU諸国に対して中国に対する武器輸出を慎むよう求めたいと主張した。

会談には鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣、藤田幸久国際局長、島聡役員室長代理、大島敦役員室次長が同席した。

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