トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2005/03/05
各地で対話集会行い、民主党の考え訴える 岡田代表が愛媛県訪問
記事を印刷する





 岡田克也代表は5日、高知県に引き続いて愛媛県を訪問。各地で対話集会を行い、民主党の政策を訴えたほか、干拓地の視察、市長との懇談など、精力的な日程をこなした。今回の愛媛県訪問には、加藤敏幸参議院議員、高井美穂衆議院議員に加え、玉井彰(愛媛県第1区)・斉藤政光(同2区)・高橋剛(同3区)・浜口金也(同4区)の各総支部長らが同行した。

 岡田代表はまず、西条市で行われた民主党対話集会で講演し、国会での議論の状況を紹介。民主党は「野党」ではなく「政権準備党」だとして、「現政権を批判・監視する役割も重要」だが、「次の政権を構成する準備をするのは、きわめて重要だ」と指摘した。その上で岡田代表は、今国会での課題として、まず年金問題を挙げ、与野党協議に関し、「問題は、政府・与党に本気になって抜本改革をする気があるのかだ。私はかなり疑っている」とし、「社会保障制度全体を一体的に議論しようと言って、すべて先送りし、結局何も決まらないというのだけは、許せない」と厳しく釘を刺した。また、民主党独自で予算案を発表していることも紹介し、特に、子育て・子ども支援に力を入れていることを具体的に説明。地域の再生に関しても、地域経済は傷んでいるが、新しい芽も出ているとして、「本当の意味での地方分権」の必要性を説いた。

 続いて岡田代表らは、西条市(旧東予市)の河原津干拓地を視察した上で、河原津集会所での「岡田代表と語る会」と題された対話集会に出席。会場をあふれた参加者が、別のフロアでのテレビ中継で岡田代表の話を聞かなければならないほどの盛況となった。岡田代表は、日本の政治が完全に二大政党制の時代を迎えたことをまず強調し、年金制度の抜本改革の必要性を指摘。本来、地域が持っている力を活かす意味でも、真の地方分権の重要性を説いた。岡田代表は、「政治に対する意識を変え、一緒になって政治を変えていこう」と呼びかけ、大きな拍手を浴びた。参加者からは、干拓地をめぐる問題などについて質問が出たほか、愛媛で民主党がたたかっていく決意を、といった問いも出た。岡田代表は、保守・革新という区分けはもう古いとして、民主党と自民党の大きな違いは、「国民全ての立場に立つのか、特定の利害関係のある人の立場に立つのか」だと力強く答えた。

 また、集会後の記者会見で、愛媛県警の内部告発問題について問われた岡田代表は、党として中井副代表を本部長とした対策本部で意見聴取等を行っていることを紹介した上で、真相究明の必要性を強調。「まずは県・県警が自ら説明責任を果たすべき」だと指摘し、「県民の皆さんの信頼あっての警察だ。自浄能力を発揮してもらいたい」と述べた。

 この後、岡田代表は松山市に移動し、市内で中村松山市長と懇談も行った。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.