トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2005/03/10
年金改革 国会での協議の必要性を強調 鉢呂国対委員長が会見で
記事を印刷する

 鉢呂吉雄国会対策委員長は10日午前、野党三党による国会対策委員長会談を終えて国会内で記者会見し、9日に開かれた三党幹事長会談などについて説明や意見交換が行われたことなどについてコメントした。
 
 野党国対委員長会談では、年金制度の抜本改革に向けた協議の進め方を議論する昨日の三党幹事長会談で、年金制度の現状認識、抜本改革への決意・時期・必要性などを文書で回答することを要求したことや、明日13時から再度行われることが決定している会談での回答内容をもって、その後の状況判断をする、との民主党の方針を説明したと鉢呂国対委員長は語った。

 鉢呂国対委員長は、自民党の中川国対委員長からも、「今の年金制度では将来持たない、壊れていく」という趣旨の発言が、昨日の三党幹事長会談であったと述べ、「年金制度に対する考え方、特に昨年改定した年金法は今後持続可能な制度として存続していけるかの現状認識を、きちんと表明すべきである」と改めて指摘。更に、「抜本改革についての、ある程度の具体性が極めて大きなものになっている」として、自民党・公明党による明日の回答内容に注目している旨を述べた。

 鉢呂国対委員長はまた、今後の協議の場のあり方については、「国民の関心が高く、国民の皆さんに透明性を確保すべきとの観点から、協議の場は国会であると民主党は主張してきた」と説明。「正式な場はやはり国会であり、その場を唯一のものとして協議することが大事」であり、「国会対策委員長という立場からも、国会重視ということを強調したい」とした。

 野党国会対策委員長会談では、このほか、昨夜日米首脳電話会談でブッシュ米大統領が早期の米国産牛肉の輸入について強い発言をしたとされる報道について意見交換が行われ、「圧力に屈するような食品安全行政は行われてはならない」との立場に立ち、島村農水相の罷免を改めて求めていくことで一致したと鉢呂国対委員長は語った。

 なお鉢呂国対委員長は、自民党の中西一善衆議院議員が10日、強制わいせつ容疑で現行犯逮捕されたという報道に関し、「国会議員としてあるまじき行為」と批判。「容疑段階であり、事実関係については更に究明が必要」としながらも、「現行犯ということで、容疑は事実に近いのではないか」との見解を示し、中西議員は「自ら厳正な態度を明らかにすべき」と語った。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.