仙台市内で街頭演説などを終えて岡田克也代表は20日、「地下鉄サリン事件」から丸10年を迎えた感想を記者団から問われ、「いまだに後遺症で苦しんでいる方もたくさんいらっしゃるし、事件を風化させてはいけない。あれだけの事件が簡単に引き起こされたということの教訓を十分にまだ学んでいないと思う」とコメント。生物化学兵器や大量破壊兵器の脅威に対する対応がいまだ不十分であるとの認識を示した。
また、福岡県、佐賀県南部で発生した地震については「怪我をされた方には心からお見舞い申し上げたい。党としての対応は経過を見守りながら考えていきたい」と述べた。
さらに、米国産牛肉の輸入再開問題について問われたのに対しては「専門家が科学的な知見に基づいて判断すべき問題」として、米国側が輸入再開を強く迫っている点については「輸入すると(日本政府が)明言してしまったことで米国側の期待感を高めすぎた。最初から率直に(日本の)基本的な態度を述べておくべきだった。大事なことは安全性に関して消費者の理解を得ること」と述べ、食肉の安全確保に力を尽くす姿勢を改めて示した。
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