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2005/03/20
「安心して暮らせる日本を次世代へ」門間総支部長、岡田代表と訴え
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 民主党の岡田克也代表は三連休中日の20日午後、仙台市を訪れ、宮城県第2区の門間ゆきこ総支部長とともに、学生との懇談、後援会・地域住民との集い、街頭演説などの日程を精力的にこなし、政権交代実現へ向けた民主党の姿勢をアピールした。

 学生との懇談は、伝統の一品である仙台箪笥の展示品の前でまさにひざ突き合わせて政治談議が行われた。ノンポリの学生が多く、政治への関心は薄いといった指摘や官僚社会が変わらない限り世の中は変わらないといった思いから政治離れが一層進んでいるといった指摘に岡田代表は「ただ、政治には多くの人にチャンスを与えていく役割がある」とし、がんばっても報われなかった人にも手を差し伸べる、民主党が目指す社会の実現へ向け政治がリードする必要性を指摘した。また、年金をはじめと社会保障が期待できないなか政治には頼らず貯蓄しているとの声には、自衛策が講じられない人に対する底上げを政治が担うべきとの認識を示した。

 門間総支部長は若者の雇用問題を取り上げ、「大学で専門分野を学んだ研究者の受け皿が特に少ない」といった問題を提起し、研究者の技術や知識が十二分に活かせるしくみづくりや働く女性が仕事を継続していくための環境整備の必要性を改めて指摘した。

 続いて場所を移して行われた後援会や地域住民との集いで岡田代表は開口一番、「日本の政治は大きく変わる手前まできている。政治を本気になって変えよう」と訴え、先の総選挙・参院選で民主党が比例第一党となったことを説明し、「国民の皆様が最も支持している政党は民主党であることがこの2回の選挙ではっきりしている」と述べ、次の総選挙での政権交代の実現を確約した。その上で岡田代表は、旧橋本派の1億円裏献金事件をめぐる証人喚問実現に向け何らリーダーシップを発揮しない小泉首相の姿勢を批判すると同時に「自民党は何ら変わっていない」と述べ、「目に見えないところで政策がゆがめられている。国民の立場にたった政策ではなく、特定の利益のための政治が行われている。そのことにはっきりNO!という、そうした姿勢も問われている」として、民主党への支持を訴えた。

 仙台市内の青葉区・泉区の2カ所で行われた街頭演説会で岡田代表は、「仙台が、宮城が、日本中のそれぞれの街が本当に元気になるために、今、決断しなければならないことは分権・地方主権である」と聴衆に語りかけ、「本気になって政治を変えよう」と訴え、地方への権限・財源移譲の必要性に改めて言及した。そうした中にあって「三位一体改革」という言葉を掲げるだけで、地方六団体がまとめた具体的な削減案を官僚や族議員の抵抗を前に骨抜きにした小泉首相をきびしく批判した。

 さらに、議論を先送りしてきた小泉首相から今秋までに年金の抜本改革についての骨格をまとめるとの言質をとったことを岡田代表は報告し、「国会で年金の問題を話し合う体制が整いつつある」として、年金の抜本改革実現に向け本気に取り組んでいくと表明した。

 続いてマイクを握った門間総支部長はまず、「次の世代の子どもたちにも安心して暮らしていける仙台を、そして日本を残していきたい」と力強く訴え、地域の誇りを守り、育て、伝えていくためには国に対して地方が対等の立場でものが言える関係でなければならないとする考えを示した。その上で門間総支部長は、「その推進には地方分権が重要であり、その実現にはみなさまの声をいただくことが大事」と訴え、民主党への支持を求めた。

 門間総支部長はまた、地域で安心して暮らすためにも安定した雇用の創出と安心して子育てできる環境整備が必要だと述べ、「社会保障制度や次世代の子どもたちを育む教育制度の確立に向け、民主党、そして第二区総支部が精一杯力を尽くしていく」と力説した。

 青葉区の街頭演説会には宮城県連代表の安住淳衆議院議員、宮城県選出の参議院議員の岡崎トミ子副代表が、泉区には櫻井充参議院議員、鎌田さゆり元衆議院議員も駆けつけた。

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