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2005/03/26
岡田代表、平田まさのり総支部長らと福岡市内で街頭演説など行う
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 岡田克也代表は26日、宮崎県訪問を終えて福岡市に移動。先日の福岡県西方沖地震で被害を受けたマンション等の視察を行ったほか、市内で平田まさのり福岡県第2区総支部長や多数の国会議員とともに街頭演説を行った。またその後、福岡市内で行われた集会にも出席し、参加者との意見交換なども行いながら、民主党への支持を訴えた。

 岡田代表や平田総支部長らはまず、福岡市中央区の警固地区を訪問し、先の地震で被害を受けたマンション等の状況を見て回ったほか、近くの商店街の人々にも気さくに声をかけ、その話を聞いて回った。岡田代表は記者団に、「被害の一端を見ただけだが、被災地の復興については与党も野党もない。政治の責任を果たしていきたい」としつつ、民主党の主張する被災者生活再建支援法改正案の早急な審議を改めて要請する考えを示した。

 続いて岡田代表らは福岡市内で行われた街頭演説会に参加。この中ではまず、平田まさのり総支部長が訴えを行い、先日の地震で被災された皆さんにお見舞いの言葉を述べるとともに、自らが地震発生翌日に玄界島の方々の避難所を訪問した際に、車椅子のお年寄りと話をしたことを紹介し、「本当に大変なことが起こったと実感した」などと述べた。

 更に平田総支部長は、とある小さな漁村で漁民の皆さんが綺麗な白浜と誇りを取り戻した話を取り上げ、「一人ひとりの心のつながりが、やがて大きなうねりにつながる」と強調。「私は、地盤も看板もカバンもない。中央とのパイプもない。しかし、有権者の皆さまとの太いパイプは持っているつもりだ」とし、「大きなうねりがありさえすれば、時代は動き、政治は変わる。待っていても変わらない」として、全身全霊で努力していく決意を力強く述べると、集まった多くの聴衆から大きな拍手が沸き起こった。

 次に、平田総支部長の演説を受けて岡田代表が演説。福岡県西方沖地震については、「政治が、こういう時にこそしっかりと力を発揮しなければならない」とし、政府の積極的な対応を要求。年金制度の抜本改革についても、先の参院選で民主党の主張が国民の多くの皆さんに理解をいただけたことを取り上げて、民主党には「年金制度の抜本改革を成し遂げる責任がある」として、昨日の幹事長同士の合意の内容等を紹介。国民の前でしっかりと議論することの必要性を改めて強調した。その上で岡田代表は、「もし与党が、単なる先延ばしの議論をするなら、いつでも議論をストップしてもう一度選挙で問うことになる」と釘を刺し、与党側の真摯な議論と具体的な改革案の明示を改めて求めた。

 岡田代表は、旧橋本派の1億円ヤミ献金問題についても言及し、国民に対して説明責任を全く果たす気のない小泉首相・自民党の姿勢を、「逃げに逃げている」と厳しく批判。そうした不透明で無責任な小泉・自民党政治に対し、「ここでこんなことを許したら、同じことがまた繰り返される」として、「政権交代を実現して、国民の立場に立った政治を実現させていこうではないか」と力強く呼びかけた。岡田代表は、最後に改めて、「一人ひとりの皆さんの行動でこの国が変わる」と強調し、民主党への支持を訴えた。

 今回の街頭演説会には、松本龍(党福岡県連代表)・北橋健治・松崎公昭・小泉俊明・藤田一枝・津村啓介・古本伸一郎・城井崇・楠田大蔵の各衆議院議員、若林秀樹・岩本司両参議院議員らも参加し、それぞれ力強く訴えを行った。

 岡田代表らは更に、福岡市内で開催された、「ここを何とかしてよ!岡田さん」と題された女性経営者の皆さんとの意見交換会に参加。平田まさのり総支部長の挨拶の後、岡田代表も挨拶し、平和の問題や、年金改革をはじめとする社会保障制度改革の問題について、最近の国会等での議論も踏まえて、民主党の考えを改めて説明した。更に岡田代表は、子育て支援についても言及し、チルドレン・ファーストを掲げた民主党予算案の内容についても詳しく述べた。参加者からは、子育てをめぐる様々な問題などについて多くの質問が寄せられ、岡田代表は一つひとつの疑問や意見に丁寧に答えていた。

 この後、岡田代表らは市内で行われた市政・国政報告会にも参加し、ここでも講演の後に質疑応答の時間が設けられ、内政・外交の多岐にわたる質問が相次ぎ、活発な意見交換が行われた。

 なお岡田代表は明日、今回の福岡県西方沖地震で大きな被害を受けた玄界島や西浦漁港などを視察・訪問する予定。

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