スリランカのラクシュマン・カディルガマール外務大臣が9日、民主党本部を表敬訪問し、岡田克也代表らとスリランカの和平プロセスや2国間関係のあり方などについて意見交換した。
会談の冒頭、岡田代表は「スリランカ政府の和平交渉への努力を評価する」と述べるとともに、予防外交は民主党外交の重要な柱であって、民主党が政権についた場合は和平プロセスにさらに緊密に協力するとの考えを示した。
カディルガマール外相は「スリランカ政府は与党だけではなくて野党との会談を重視している。それは開かれた政治の一つの証だ」と民主党との交流の重要性を強調。また、スリランカと日本の新たな2国間関係を生み出すために文化交流、知的交流など若者レベルの交流を進めていきたいとして、民主党の協力を要請した。
岡田代表は最後に、「スリランカは昔から民主主義政治が強い国だ。選挙による政権交代を目指すわれわれにとっていいモデルになる」と述べ、日本をスリランカのような政権交代可能な国に変える決意を語った。
会談には羽田孜常任幹事、仙谷由人政策調査会長、前原誠司ネクスト外務大臣、松本剛明ネクスト防衛庁長官、藤田幸久国際局長、平野博文調査局長が同席した。
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