民主党の岡田克也代表は7日、表敬訪問のため来党したベルナール・ド・モンフェラン駐日フランス大使と会談した。
日本の国連安保理常任理事国入りに駐日フランス大使が支援を表明したのに対し岡田代表は謝意を示すとともに、継続的な支援を要請。国連の現状は必ずしも満足できるものではなく、世界が抱える諸問題や大量破壊兵器やテロなどの新たな脅威に対して国連が充分に機能しているかが疑問だと指摘しつつ、「単独行動主義の流れが強まりつつあるなかで、国連改革が進み、国連がよりよい機能を果たしていくことが大切だ」と岡田代表は語り、日本とフランスが協力して国連改革を推進すべきとの認識で一致した。
イラクの現状については、駐日大使が「政治的問題だ」と指摘したのに対し、岡田代表も同様の考えを示し、イラク人が自らの問題として解決するよう、具体的に働きかけていく必要があるとの考えで一致。そのための手段として、国際会議開催に向け、日本とフランスが協力して道を開いていくことの重要性が語られた。
会談には鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣、北橋健治役員室長、藤田幸久国際局長、犬塚直史国際局副局長も同席した。
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