民主党の川端達夫幹事長は8日の定例記者会見で、12日に開会となる臨時国会について、政府に対して「山積する課題を十分に追及していく。逃げずに、隠さずに、真面目に討論に対応していただくよう期待し、要請したい」と述べ、従来の対応を批判した。
特に政治とカネをめぐる問題について、小泉首相が橋本元総理は説明されるべきだと発言したことに触れ「口先だけでなく、自民党総裁として、実際の行動としてリーダーシップを発揮していただきたい」としたうえで、「1億円の献金だけでなく、政治とカネの問題は、政治に対する国民の信頼を取り戻すことに尽きる。民主党はそのために、この国会に政治資金規正法改正法案の提出を準備している」ことを改めて明らかにした。
また、イラク戦争支持の首相の外交・政治姿勢について、改めてこの国会で追及することを明らかにし、最近の首相の開戦支持の発言に関し「『イラクが査察を受け入れなかったから』と発言し、論点をすりかえようとしているが、綸言汗の如し。責任をもっていただきたい」厳しく批判した。
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