第161臨時国会が召集された12日、民主党の川端達夫幹事長は国会内で行われた「連合政策要求実現10.12院内集会」に参加し、政党報告を行った。
川端幹事長は「待ちに待った臨時国会だ」と前置きし、国会は立法府であり、同時に政策実現に向けて国民の前で議論していくのが使命であるとの考えを示し、国会召集を先送りし、議論を回避してきた政府について「まさに国会機能を放棄している」と断じた。
川端幹事長は新年金法の欠陥について国会審議を通じて改めて明らかにするとともに、持続可能で公平・公正な二階建て方式の民主党年金法の実現化に向け、民主党は年金改革法案提出の準備に入ったことを報告。「二階建て部分に関しては所得と給付のあり方を含めて、連合と民主党で一定の方向性を協議していきたい」と語った。
政治とカネの問題では、自民党旧橋本派の1億円裏献金事件についての真相究明とともに、迂回献金禁止など、抜け穴を塞ぐ政治資金規正法改正案を提出する用意があることを明らかにした。
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