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2004/10/25
岡田代表ら、新潟県中越地震の被災地を訪問、被災者を激励
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 25日、岡田克也代表は、04年新潟県中越地震の視察に、地元出身の田中眞紀子衆議院議員とともにヘリコプターと乗用車を乗り継ぎ、現地入りした。

 岡田代表らは上空からの視察で、山が崩落して道路が埋まり大きな亀裂が走っている様子や、脱線事故を起こした新幹線の車体など、深刻な状況を確認した後、小千谷市に降り立ち、新潟県選出の森ゆうこ参議院議員、菊田まき子衆議院議員、佐藤信幸県連幹事長、ボランティアで24日から滞在していた市村浩一郎衆院議員らと合流して、小千谷市の佐藤助役らの先導で被災地を視察した。孤立した集落から避難民を移送している浦柄地区では、涙ながらに窮状を訴える人びとの手を握りながら激励。続いて小千谷小学校の避難場所で岡田代表は、福島県連から届いたおにぎりを配りながら、子どもたちにも「オッ、がんばれよ!」と声をかけた。

 市対策本部では西村智奈美衆院議員も合流して関広一市長から被害状況の説明と要望を聴取。食料・水などの支援物資の輸送が、幹線道路が寸断されて思うようにいかないなどの現状の報告とともに、激甚災害指定の一刻も早い決定を、との強い要請があった。岡田代表からは、幹線道路の整備や早期の補正予算などの予算措置の必要性を、党首討論でしっかり総理に伝えることを約束。地元国会議員らは、トイレの設置、温かい食事の供給、正確な情報伝達、ボランティア受け入れの態勢づくりなど早急の対応を関係各所に要請し続けた。

 続く長岡市でも、火災の延焼は免れたものの余震の頻発で市民は心理的ダメージが大きいこと、電気は25日中に復旧するが、ガスが使えないため風呂にも入れず、温かい食べ物を提供できないこと、などの現況報告が、被災の長期化への不安とともに訴えられた。また、村落全体が孤立していた山古志村の長岡市への避難が25日中に完了し、今後は仮設住宅の建設が急務との報告も行われた。岡田代表は、小千谷市と同様に一刻も早い積極的な支援を約束した。

 岡田代表は山古志村の村民が避難している大手高校を激励に訪れた後、帰京して官邸に直行。それぞれの地元の状況を踏まえ、それに見合った早期の予算措置などの対応策と、お年寄りや赤ちゃん、妊婦など、弱者への特段の対応を講ずるよう、杉浦官房副長官らに強く要請した。

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