岡田克也代表は4日、民主党が新潟県中越地震災害復旧義援活動の一環として有楽町マリオン前で展開した街頭募金活動に参加し、行き交う人たちへ、温かい支援を呼びかけた。
演説に立った岡田代表はまず、自らが地震発生の翌々日に現地入りしたことに触れつつ「本当に厳しい寒さの中で、お年寄りや子どもたちが困っている」と現地の厳しい状況を報告。「いつまた余震が起こるか分からない恐怖感の中で生活をしておられる。その気持ちをお互い理解して、ぜひ私たち一人ひとりができることを協力していこう」と被災地への温かい支援を訴えかけた。
また、被災地には全国からボランティアが駆けつけ、救援物資が届きつつある現状にも触れて、「本当に日本人はすばらしいと思う」と述べるとともに、「まだまだ十分とは言えない」現状を繰り返し訴え、「少しでも皆さんの救いの手を差しのべていただきたい」と訴えた。同時に民主党が、党としてNPOなどとも連携して現地で支援活動を行っていること、建物そのものの再建を支援する被災者生活再建支援法の改正案を提出したことなど具体的な行動を挙げて、「民主党として、でき得る限りのことを全力でやっていく」との力強い決意を表明。さらに岡田代表は、「不安の中で生活をしている被災地の皆さんには、全国の皆さんの温かい支援の手が差しのべられているということが、何よりの励みになる」と述べて、演説を締めくくった。
車の上からの訴えを終えた岡田代表は、直ちに募金箱を手に、議員や秘書、スタッフらとともに、行き交う帰宅途中の会社員らに頭を下げ、募金を呼びかけた。また、本日の街頭募金には、司会を務めた中山義活国民運動委員長はじめ20名近い国会議員も参加。多くの秘書やスタッフとともに、募金への協力を呼びかけた。
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