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2004/11/29
次期総選挙での小選挙区必勝へ 第2回新人議員研修会開く


 民主党は29日、第2回目の新人議員研修会(衆議院議員対象)を党本部で開き、多数の議員が参加。次期総選挙での政権交代、小選挙区での勝利に向け、必勝法を学んだ。

 冒頭に挨拶した岡田克也代表は、「衆議院選挙から1年経った。この1年間を振り返り、3万軒回れたのか検証し、次の選挙で勝てるのかリアルに分析し、糧にしてもらいたい。今、全国を回っているが、いままでに36県回った。民主党への期待は高まっている。このフォローの風が吹いている時に頑張ってもらいたい。この時期に精一杯支持を拡げてもらいたい」と新人議員に奮起を促した。また、「来年1年が党にとって大事な年になる。上り調子でいけるかどうかで政権が獲れるかどうかが決まる。この10年間ぐらいの思いがかかった1、2年で、次の総選挙に蓄積されたエネルギーを一挙に出す。次があると思わないで欲しい。次で絶対勝つのだと思って欲しい」と次の総選挙での政権交代、衆議院での過半数確保に重ねて強い意欲を示した。

 続いて川端達夫幹事長と玄葉光一郎選挙対策委員長が、新人議員への支援策について提案。川端幹事長は「支援もするが、財政基盤を自分でつくることも、頑張ってもらいたい」とした。

 さらに、野田佳彦議員、中川正春議員、鉢呂吉雄議員がそれぞれ、先輩議員として選挙必勝法を伝授。野田議員は、「ビラを取ってくれる人は固定客。街頭は政治の基本中の基本。大衆の反応を感じなければならない」と自ら19年間続けている朝の2時間から3時間に及ぶ街頭演説活動の経験を披露。中川議員は、「後援会組織はピラミッド型ではなく、ネットワーク型に。敵をつくるな」とアドバイス。鉢呂議員は、選挙区が変わった経験を踏まえながら、「農村でも街頭戦術は有効。有権者からの要望には、実現できなくても必ず返事を書くこと」などとアドバイスし、各先輩議員は次の選挙で勝つことが最大の仕事と、新人議員を鼓舞した。
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