30日午前、国会内において第321回常任幹事会が開催された。
冒頭、岡田克也代表が挨拶し、国会は課題を積み残したまま閉会しようとしており、政治とカネの問題は事実解明すらされておらず、イラクへの自衛隊派遣問題についても十分な説明はなされていない、と語った。その上で岡田代表は、国会の会期延長を求めていくが、今後は党としてさらに一致団結した対応が必要であると述べた。
次に、川端達夫幹事長が発言し、(1)12月10日までの国会延長を要求していくこと、及びこのように期限を切ったのは14日の期限切れ以前に撤退等の態度を明確にさせるためであること、(2)ブロック協議会国会議員団会議から常任幹事を選出する新たな方針に従い、1月15日までに新たなブロック選出常任幹事を選出すべきこと、などを報告した。
鉢呂吉雄国会対策委員長からは、国会終盤における取り組み方針をめぐって、(1)政治倫理審査会の開催を実現させたが、その公開が阻まれたこと、(2)イラク特措法廃止法の採決を強く求めていくこと、(3)会期延長を求めていくこと、が報告された。
輿石東参議院幹事長からは、参議院における決算審議の状況、及び決算委員会を12月2日に開催することが報告された。
仙谷由人政策調査会長からは、政策課題の集中討議を行うこと、本日三位一体改革についてのフォーラムを開催することが報告された。
玄葉光一郎選挙対策委員長からは、次期衆院選の内定候補者の決定、都議選および千葉県議補選における候補者の公認決定が報告された。
続いて、協議事項の提案に移り、まず川端幹事長より「2005年度活動方針案」「2005年度予算のポイント案」などが提案され、質疑が行われた上で、承認された。次に玄葉選対委員長より、来年4月に行われる衆議院福岡2区補欠選挙において米国弁護士資格をもつ平田正源氏を公認することが提案され、承認された。
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