15日午後、来日中の仏領ポリネシアの政府議長(議会により選出される行政府の長)であるオスカル・テマル氏が諸大臣らとともに党本部に羽田孜最高顧問を表敬訪問した。
オスカル・テマル政府議長は羽田最高顧問を「賢い人」と呼んで敬意を表するとともに、ポリネシアを多くの日本人が訪問してもらいたいと語った。羽田最高顧問は、核実験での被爆の問題に関連して、多くの優秀な日本の医療関係者がチェルノブイリ事故の際にも救援に行ったと述べた。また羽田最高顧問は、日本でもようやく政権交代が現実的になってきたと日本の政局と民主党の役割を説明した。
両者はポリネシアと日本での労働者の休暇について意見を交わし、羽田最高顧問は日本人は働きすぎだとフランスの閣僚に言われていると述べ、テマル政府議長は日本人は良く訓練されていると述べた。羽田最高顧問はこの点について、日本の最近の教育には問題が多くあると補足した。
テマル政府議長は自らの中国訪問に触れ、日本と中国の関係の悪化を憂慮した。羽田最高顧問は、日中関係が悪化した原因はひとえに小泉首相にあると語り、世界がこのことを憂慮していると述べた。
両者の会談は和やかな雰囲気の下で行われ、相互の友好を確認しあった。
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