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2004/12/03
説明責任を果たさない政治にはっきりNOを 岡田代表らが街頭演説
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 岡田克也代表は3日、民主党が「イラクへの自衛隊派遣延長反対」全国キャンペーンを開始するにあたり、その第一声として新宿駅東口で行われた街頭演説会に参加して演説を行った。岡田代表は、イラクへの自衛隊派遣延長問題をめぐって、民主党の主張を力強く訴え、勤め帰りのサラリーマンら多くの聴衆が、足を止めて聞き入っていた。

 岡田代表は演説で、派遣延長問題で全く説明責任を果たそうとしない小泉首相の姿勢に改めて言及。1年間、サマワで戦闘行為が行われないと認識する根拠を尋ねた岡田代表に対し、「なぜ自分が説明しなければならないのか、そう言って開き直った。まだ決めていないんだから、説明する必要ないでしょ、これが総理の答弁だ」とし、国会が終わった後に派遣延長を決めようとしている小泉首相や与党の姿勢を厳しく批判した。

 さらに岡田代表は、「これで本当に国民の皆さんに対する説明責任を果たしていると言えるのか、何のために国会があるのか、本当に民主主義国家なのか」と激しい口調で訴え、「国会でまともに説明すらせずに、勝手に国会が終わったら決めてしまう。そういう政治で本当にいいのか。絶対にだめだ」と断じた。

 そして、総理大臣にはイラクに派遣された自衛隊員の安全を確保する義務があるのに、「誰がサマワの治安活動をし、自衛隊の安全を守るのか、そのことについて何も答えがなく、説明責任も果たしていない」と指摘。岡田代表は、「国会は閉じても審議はできる」と主張した上で、「きちんと説明責任を果たすことが(総理として)最低限の責任」なのに、「その最低限の義務さえ果たさずに、何も説明せずに開き直る、居直る。これで本当に一国の総理大臣か」と小泉首相の姿勢を厳しく批判した。そして、「何も説明責任が果たされていないことについて、皆さん、ぜひ一緒に怒ろうではないか、NOと言おうではないか」との岡田代表の力強い訴えには、聴衆から大きな拍手が起こった。

 新宿での街頭演説会には、石井一副代表や、司会を務めた中山義活国民運動委員長をはじめ、末松義規、稲見哲男、田島一成各衆議院議員、白眞勲、蓮舫両参議院議員も参加し、それぞれ力強い訴えを行った。なお、「イラクへの自衛隊派遣延長反対」全国キャンペーンは、4日(土)、5日(日)及び11日(土)、12日(日)を全国一斉行動日とし、今後も全国で街頭演説会を展開する予定。

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