鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣は8日、国会内で、党が街頭募金等で集めた民主党アフガニスタン支援募金を、日本国際ボランティアセンター(JVC)、難民を助ける会(AAR)、JENのNGO 3団体に贈呈した。
2001年の米国同時多発テロとそれに続くアフガニスタン空爆の開始を受けて、民主党では同年11月1日からアフガニスタン支援募金活動を開始。街頭募金や特設銀行口座への振込みを通じて、国民のみなさまからの浄財を広く集めてきた。
集った2000万円超の募金は、2001年12月にペシャワール会はじめ、アフガニスタンやパキスタンで緊急人道援助活動を行う日本のNGO 6団体に募金を贈呈。2002年1月には民主党主催のアフガニスタン復興支援NGO会議に参加したアフガニスタンのNGO 6団体へ、2002年4月には民主党女性議員団がパキスタンやアフガニスタンを訪れた際に現地の縫製・識字プロジェクトや女性支援プロジェクトへ、2002年2月には戦争被害や地雷被害者の外科治療支援、地雷対処教育を行うフランスやイタリアのNGOに贈呈してきた。
贈呈式の冒頭、鳩山ネクスト外相は、民主党アフガニスタン・中東訪問団の団長として11月、アフガニスタンを2001年12月以来、再訪したことを報告。「3年間で相当変わった」と述べ、廃墟ではなく復興のために社会が動いている印象だったとした。一方で訪問団の活動には防弾車使用を義務付けられるなど、「イラク戦争の影響できな臭い状況にある」と語った。
そうした中でアフガニスタン復興支援活動を継続中のNGOについて鳩山ネクスト外相は、「現在でも大変なご努力をなさっている姿を目の当たりにして胸が熱くなった」と述べ、「ささやかではあるが支援の一助にしていただきたい」として、藤田幸久党国際局長、首藤信彦衆議院議員とともに募金を手渡した。
贈呈先については、民主党アフガニスタン・中東訪問団がカブールにおいて行った聞き取り調査に基づき、3団体に決定した。
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