大会本会議に先立って19日午後、福岡市内のホテルで開かれた民主党定期大会の選挙・組織分科会では、17人の代議員、オブザーバーから活発な意見、質問が出された。会議の冒頭、川端達夫幹事長は「元気のある安心のある日本につくり変えてほしいとの国民の期待に応え、選挙に勝利し政権獲得のための大会にしたい。その前哨戦である4月この福岡の地で行われる2区の補欠選挙、6月の東京都議会選挙の勝利への総決起大会でもある」と挨拶。
続いて活動方針のうち、選挙組織に関する部分、300小選挙区での候補者擁立を目指して作業中であること、県連活動の強化、地方自治体議員の勢力の拡大、空白区の解消そのための本部の支援強化策などを報告・提案した。
参加した代議員からは「市町村合併に伴う選挙への対策は。国会議員の応援を」「分権を目指す党なので、党内の分権を進め、都道府県議の公認権を県連に」「日常活動のできる党づくりとそれの支援」「政党には人づくりが必要。政治学校を開いている」「社民党との関係は」などの意見や質問が出された。
玄葉光一郎選挙対策委員長、大畠章宏組織委員長、樽床伸二団体交流委員長、平野博文幹事長代理、川端幹事長がそれぞれ、「国会議員の応援は積極的に可能な限り対応する」「公認権は実態としてそうなっている」「総支部長の責任で地方議員への可能な限りの援助を」「シンクタンクをつくる。地方の政治学校にも支援する」「中小企業、農林水産業、NPOでは、地方に出向いたフォーラムなどを実施している。どんどん要請してほしい」「社民との関係は、原則300擁立の原則の部分で考えてほしい」などと答えた。
最後に、分科会で司会を務めた中山義活国民運動委員長が「共通の思いが次は政権を獲ろうことで一つになった。明日の本会議で確認を」と締めくくった。
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