民主党の2005年度定期大会が、19日から2日間の日程で福岡市で開かれ、2005年度活動方針、役員人事、党規約改正などが承認された。今回の大会は来年4月に行われる衆議院福岡2区補欠選挙の総決起集会との位置づけを含めて開かれ、20日の朝と昼には福岡市内9カ所で岡田克也代表を先頭に街頭宣伝活動が、党所属国会議員約150人が参加して行われた。
大会本会議では岡田代表が「日本は歴史的転換点にある。二大政党、政権交代の時代となった。衆議院選、参議院選に勝利し、政権交代を成し遂げることが民主党の任務。来年1年をその土台づくりの年とする。国民の手に政治を取り戻すために、全員野球でがんばろう。私は柔軟性を持ちながら、決断するときは決断するリーダーになる。日本改革のリーダーとして、日本の改革、復活を国民の皆さんに約束する」などと挨拶。政権獲得へ強い決意を改めて示した。
川端達夫幹事長は、「具体的で分かりやすいマニフェストづくり」「選挙勝利に向けた諸準備、地域組織・地域活動の活性化」「信頼される政党を目指す党改革の実現」を柱とする活動方針を提起。19日の選挙・組織分科会、政策分科会、地方代議員・特別代議員総会などでの活発な議論の後、20日の本会議で承認された。川端幹事長はまた、小沢一郎前代表代行の副代表就任などの役員人事、規約改正案を提案、承認された。
また、大会の最後には福岡2区の補欠選挙の予定候補平田正源さんが紹介された。平田予定候補は「アンシャン・レジームの壁を突き崩すには政権交代しかない。機会均等な社会、努力すれば報われる社会がフェアということ。福岡から世界に発信したい」と力強く決意表明。必勝を期して藤井裕久代表代行が「勝つぞ」との音頭をとった。
大会には麻生渡福岡県知事、笹森清連合会長が来賓として参加したのをはじめ、約800人が参加した。
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