岡田克也代表は21日、党本部にてロバート・ライト駐日カナダ大使らの表敬訪問を受け、内政・外交問題全般や国際情勢などについて、活発な意見交換を行った。
会談の冒頭、ライト大使からは、民主党の最近の方向性、特にマニフェストの内容などに強い関心が示され、岡田代表からは、政権交代に向けてあらゆる努力をしている最中であるとの発言があった。またライト大使が、民主党が自民党との違いを示し、新しい政策を導入している感じを受けるとしたのに対して、岡田代表は、従来のマニフェストに新しい工夫をしようと努力しているところだと述べた。
岡田代表とライト大使は、FTA締結の動きについても議論し、岡田代表が、政治的リーダーシップがもっと発揮されるべきだと指摘したのに対して、大使も同意。同席した鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣が、わが国は過去の歴史の反省に基づき、アジアにおいて平和共同体をつくる責務があると指摘したのに対しても、大使は賛意を表明した。
会談ではこのほかに、カナダにおける財政再建政策や国連平和維持活動への関与などについても、活発な意見交換が行われた。会談には、岡田代表、鳩山ネクスト外相のほかに、北橋健治役員室長、藤田幸久国際局長、島聡役員室長代理も同席した。
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