民主党『次の内閣』ネクスト男女共同参画担当大臣
小宮山 洋子
1.現状
◇男女の賃金格差の存在
女性の賃金は男性の66.8%(2005年:法成立後20年)
◇非正規雇用の拡大
パートタイム労働者の7割が女性、賃金は正規労働者の65.7%
◇労働政策審議会雇用均等分科会における検討
2005年12月27日 労働政策審議会 建議「今後の男女雇用機会均等政策について」
2.労働政策審議会建議に対する評価
以下の項目について、不十分ながら一定の整理が図られた。
*男女双方に対する差別の禁止
*雇用ステージごとの差別禁止内容の拡大
*妊娠・出産等を理由とした不利益取り扱いの禁止
*セクシュアル・ハラスメント対策
3.労働政策審議会建議の問題点
1)間接差別禁止規定の限定列挙
:対象となる基準以外の差別の容認につながるおそれ
2)コース別雇用管理区分の温存
3)「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)」が法の理念に盛り込まれていない点
4)ポジティブ・アクションに関する義務規定がない点
:事業主に対する国の援助規定にとどまっている
4.民主党としての対応
◇男女雇用機会均等法改正案への対応
・問題点を解消するため、男女雇用機会均等法の修正案を提出する
・「パート労働法改正案」の再提出
|