民主党の菅直人代表は8日、現在も余震の続く宮城県連続地震の被災地に入り、地元選出の安住淳衆議院議員とともに被害の状況を視察した。
この日菅代表が視察に訪れたのは、地震の被害がもっとも大きかった桃生郡河南町の公立深谷病院。旧棟の建物の一部が崩れ、100床の入院施設や医療機器が使えなくなるなど、地域医療に大きな影響が及んでいる実状を見て回った。その後、河南町長から、崩壊した建物の解体費用や病院の機能移転への国費助成を求める要望書を受け取った菅代表は、局地激甚災害指定などできるかぎりの支援を働きかけることを約束した。
また、地元の農業生産者からは、今年の冷夏による冷害が必至となっている稲作の現状についても話を聞いた。
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