民主党の菅直人代表は29日、自由党の小沢一郎党首とともに福岡市を訪れ、買い物客で賑わう博多の繁華街で街頭演説会を開いた。炎天下にもかかわらず5百人を越える人々が足を止め、訴えに耳を傾けた。
初めにマイクを握った小沢党首は、自由党と民主党の合併について、「野党がバラバラでは自民党政治を継続させることになる。それでいいのか。私たちの思いはその一点だった」と報告。「野党に何ができるのか、と言う前に、国民本位の政治を実現しようと思うなら、政官財の利権構造に染まってない政権をつくることが第一歩だ」と訴え、政権交代の実現を力強く呼びかけた。
続いて菅代表は、日本には「二重の政権交代」が必要だと力説。口先だけの小泉政権から民主党政権へ、そして官僚主導政権から国民が選んだ国会議員が主導する政権へと変えていくために、総選挙で勝たせてほしいと訴えた。
最後に、両党の県内各小選挙区の予定候補が紹介され、それぞれ支援を訴えた。
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