民主党の岡田克也幹事長は3日の定例記者会見で、自民党橋本派が藤井孝男・元運輸相の総裁選出馬を正式に了承しつつも同派の擁立候補とは位置づけず、事実上の自主投票としたことについて、「橋本派そのものが危機的状況にあることは事実だが、だからといってこれで自民党の派閥政治が終るとはとらえていない」との考えを示した。ただ今回の橋本派の状況については、小選挙区制度導入の影響がじわじわと効いてきた結果によるものとの見方を示した。
想定される解散まで1カ月を切ったことについては「この9月をいかに乗り切るかが大事」と述べ、自由党との合流に向けて準備は順調に進んでいると表明。9月末の党大会に向けて衆議院選挙公認・推薦候補の追加決定等を含め、諸問題を前向きな姿勢で解決・処理し、各選挙区での勝利に向けての準備を進めるとした。
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