民主党は9日、第262回常任幹事会を開き、今月下旬と見られる臨時国会の召集前に政党の合併、国会内会派などについての届け出手続きを完了したいとする岡田克也幹事長の報告を了承した。10日に開く自由党との合併準備委員会で正式に両党間で確認する。
また、来年行われる参議院選挙の比例区候補を全国展開型と全国8ブロックの地域重点型に区分して擁立するという既定の方針のうち、地域重点型については、自由党との合併に伴い、北海道・東北、北関東・北信越ブロックをそれぞれ分割して全国10ブロックとすることを了承した。
枝野幸男政調会長からは、現在作成中の政権公約(マニフェスト)を3部構成とし、まず16日の「次の内閣」で各論部分をとりまとめ、10月5日の合併大会で総論部分を、さらに総選挙公示段階で主要政治争点を数本の柱に絞り込んで発表する方針が示され、これを了承した。
衆議院選挙候補者については、新たに公認3人、推薦1人の予定候補者を決め、これまでに公認201人、推薦32人となり、社民党候補の推薦を合意している10選挙区を加え、合計243選挙区での擁立が固まった。赤松広隆選対委員長からは、「残された自由党との候補者調整などに連動してほぼ自動的に決まるのがあと33選挙区、さらに20選挙区程度が視野に入っている」との報告があった。
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