趣旨
北海道警察が捜査報賞費を不正に支出したとされる疑惑に関連して、福岡県警所管の関係者の面談など現地調査を行い、事実関係を踏まえ、内閣委員会において、警察内部改革を国民の立場から強く要求し、実現を目指す。
調査団構成 民主党「次の内閣」内閣部会・国対・福岡県連の共催
団 長 大畠 章宏 「次の内閣」ネクスト国家公安委員長
副団長 松本 龍 民主党福岡県連会長
副団長 鉢呂 吉雄 民主党総務局長
副団長 中山 義活 国対筆頭副委員長
副団長 楢崎 欣弥 福岡県連副代表
事務局長 宇佐美 登 衆議院内閣委員会筆頭理事
事務局次長 吉村 敏男 福岡県議会議員
団 員 市村 浩一郎 衆議院議員
島田 久 衆議院議員
視察日程
3月15日(月)
09:40 羽田空港発(ANA247便)
11:30 福岡空港着
14:30 県警本部長への要請(福岡県警本部長室)
14:45 公安委員会への要請(公安委員会室長室)
15:00 麻生知事への要請(知事室)
15:15 福岡県議会関係者よりヒアリング(議会棟第4会議室)
16:30 記者会見(県政記者クラブ)
19:15 福岡空港発(ANA268便)
20:45 羽田空港着 解散
視察概要
(1)福岡議会関係者へのヒアリング
3/5に元警部が記者会見。
警察委員会で調査期日を明確にすること、県警全体を調査対象にすること、会計課が調査の中心になることはいかがなものかということを訴えてきた。
4月13日頃に県警が中間報告書を出してくる予定なので、報告を聞いた後、対応を協議したい。
98年以降の書類は保管期限が過ぎても保護するとの答弁を得ている。
(2)本田稔・福岡県公安委員長への要請
倉谷俊男・公安委員会補佐官に対し、厳正な調査・真相の徹底解明、帳簿類の保全、第三者機関による調査の実施、を旨とする本田稔・公安委員長宛の要請書を手渡し、また、県警への指示を口頭ではなく、書面で行うことも併せて要請した。
(3)廣畑史朗・福岡県警察本部長への要請
帳簿類の保全、情報の開示、第三者機関による調査の実施、捜査用報償費等の支出のあり方についての改善、を旨とする要請を行った。
帳簿類については保全すること、疑惑解明のために総務部長を長とする20名の調査チームを設置したこと、内外の情勢が急変し、支出のあり方に変化が起きているので、それに沿った支出方法にしてゆくこと、等の回答を本部長より得た。
(4)麻生渡・福岡県知事への要請
疑惑の徹底究明に向けた道の特別監査の実施、捜査用報償費等の支出のあり方についての改善、福岡県行政公益通報条例(仮称)の早期制定、を旨とする要請を行った。
疑惑を深刻に受け止めていること、調査団の申し入れについては尤もであり、努力していきたいということ、凶悪化する犯罪に対し、警察官の増員、組織改変などを行っている最中であり、県民に失望を与えないようにしたいということ、等の回答を知事より得た。
(5)記者会見
全国的な問題と感じたので、福岡にも調査にやってきた。
対策本部を設置し、情報収集に努めたい。
公安委員会が県警をきちんと監督しているのか疑念を持った。公安委員会の事務局を警察から独立させたほうが良いのではないか。
道警に関して参考人招致を要求しているが、福岡県警察の問題についても厳正に対処したい。
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