民主党の菅直人代表は20日、自民党総裁選挙で小泉首相が再選されたことについて記者団の質問に答え、「予想通りだ。国民的に人気のある小泉首相をそのまま次の選挙の顔にしておきたいと判断した結果だろう」と述べた。
菅代表は4人の候補の間で戦われた選挙戦について「道路公団民営化や郵政事業民営化について党内で議論を行うのかと思ったら、『政策には反対だが支持する』といった派閥間の政治的駆け引きだけで、何を選択しているのか普通の国民には分かりにくかった」と指摘。その上で、党と政府で一致したマニフェストを責任を持って示すよう小泉首相に求めるとともに、臨時国会では、すでに発表した民主党政権公約(第一次草案)をしっかり訴え、正面から議論を挑んでいく意向を明らかにした。
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