民主党と自由党の合併調印式が24日、東京都内のホテルで行われた。民主党からは、菅直人代表、岡田克也幹事長ほか役員8人、自由党からは小沢一郎党首、藤井裕久幹事長ほか役員3人が出席した。
調印に先立つ挨拶で菅代表は、「身を捨てて自民党に代わる新たな政権の受け皿をつくろうという高い志の中で合併を受け入れていただいた自由党の皆さんにお礼を言いたい」とし、「二大政党制に向け政権交代のきっかけをつくったとして将来歴史に残る合併にしたい」と決意を語った。
続いて小沢党首は、「5年5カ月の自由党の歴史が幕を閉じることになり、いろいろな思いがこみ上げてくる」と感慨を語りながらも、「国民の皆さんに、自民党に代わって政権を担ってもらっていいんじゃないか、と思ってもらえる健全な野党をつくりたい」と力強く述べた。
この後、両党幹事長から合併準備委員会における協議の報告を受け、菅代表、小沢党首が合併協議書に署名した。
これによって両党は26日に正式合併し、所属国会議員204人(衆議院議員137人、参議院議員67人)の新しい政党としてスタートすることとなった。
また菅代表は、調印式後に行われた記者会見で合併の歴史的意義に触れ、「細川政権が短命で終わって以降、10年間かけて日本の大改革をやる力を蓄えた。総選挙で勝利して政権交代を実現し、細川政権ができなかった政治改革、行政改革、分権改革を実現したい」と述べた。
【収録ビデオ】
合併調印式(200k / 56k)
記者会見 (200k / 56k)
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