民主党は27日、党本部で総選挙に向けた全国選挙責任者会議を開き、各都道府県総支部連合会の選挙責任者とともに選挙実務などの周知徹底と意見交換を行うとともに、勝利への意思統一を行った。
挨拶に立った岡田克也幹事長は、臨時国会の開会と同時に自由党との合併の届出を行い、民主党が新たなスタートを切ったと報告。また、26日に行われた小泉首相の所信表明演説について「政策表明が全くない。政権としてはまさに峠を越えた」と指摘、「今こそわれわれ民主党に大きなチャンスがある」と奮闘を呼びかけた。
岡田幹事長は衆議院選挙候補者の擁立状況について、公認246人(未公表2人含む)、推薦11人の合計257選挙区で候補者の擁立が終了したことを報告。完全な空白区は10〜20選挙区で、この空白区をなくす作業を党として進めていくとし、都道府県連代表者に候補者擁立への協力を改めて求めた。また、衆議院比例区への対応については、常任幹事会で決定した基本方針を踏まえて対応していくとの原則を確認した。
これに対して、都道府県連代表者からは、マニフェストの内容に関する質問、選挙宣伝に関する提案、候補者擁立に向けた課題などが提起され、岡田幹事長と活発な質疑応答が交わされた。
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