党の憲法調査会総会が20日夕刻、党本部で開かれ、「安全保障に係る憲法論議に関する基本的考え方」を基に活発な議論が交わされた。次回の総会でこの分野に関する集約案を提出し、議論することとなった。
冒頭、枝野幸男憲法調査会会長が「国民の皆さんに当事者として議論にしていただきたく、春に憲法提言をまとめるとしていたが、解散その他で遅れている。本日の議論を踏まえて集約していきたい。積極的な議論をお願いしたい」と挨拶した。
討論は、各自がそれぞれ、安全保障、憲法9条に関する意見を開陳する形で進められ、12人が発言した。議論は、わが国の安全保障めぐる国際情勢、憲法9条、集団的安全保障、自衛権、国のあり方など広範で、かつ真摯な意見が交わされた。
総会後のブリーフで、枝野会長は「おおむね本質的なところでは、ご理解いただけたのでは私は理解している」と述べ、議論が進んでいることを明らかにした。
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