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2003/10/07
菅代表、東京湾アクアラインを視察
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民主党の菅直人代表は7日、政権政策(マニフェスト)に盛り込んだ高速道路の原則無料化に向け、その実態を把握するため、日本道路公団が管理する東京湾アクアライン(川崎〜木更津間)を視察。湾上のパーキングエリア「海ほたる」で日本道路公団職員の説明を受けた。

 現地の状況を見た菅代表は「車が走っていないなという印象。作ること自体がよかったかどうか、償還の見通しからいうとかなり問題があったと思うが、作ったものが十分に利用されていないのも問題。宝の持ち腐れ」と批判した。通行量は当初見込みの半分以下で、利用率改善にむけて通行料金も大幅に引き下げたという道路公団側の説明に対しては、「今の3倍以上の通行料が入ってこないと借金は返せないということ」と指摘したうえで、債務償還の財源として道路特定財源をあてて無料化することで通行量を増やし、京浜・房総両地域の経済発展につながる政策を進めることこそ国民の理解が得られる政策だとの考えを示した。

 菅代表はまた、水越木更津市長とともに、“シャッター通り”と化したJR木更津駅前商店街を視察。市長からは東京湾アクアラインによる経済効果を見込んで高騰した木更津駅前の地価は現在10分の1以下となり、商店街からは大型店舗の撤退が相次ぐとともに、小売店の多くも商売が成り立たなくなっている実情が語られた。東京湾アクアライン無料化案に対して市長は、地域活性化につながる政策として前向きに評価した。

 視察を終えた菅代表は、千葉県庁で堂本暁子知事と会談。民主党が示す政権政策(マニフェスト)を説明するとともに、視察の印象を踏まえて東京湾アクアライン無料化案をめぐる意見交換を行った。

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