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2003/10/16
広中議員、ニュージーランド元国防副長官と会談
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民主党の広中和歌子参議院議員は16日、来日中のニュージーランド元国防副長官ディック・ジェントルズ氏と会談。日本とニュージーランドの防衛政策、アジア・太平洋地域の防衛問題等について、意見を交換した。この会談は、平和問題に関する情報収集・調査研究活動を行うNGO「ピースデポ」の紹介で実現した。
 
 ジェントルズ氏はニュージーランドの防衛政策について「安全保障の概念をより広範囲に捉えたもの」と説明し、ニュージーランド軍は救援活動、沿海警備等にあたり、本土防衛より国連平和維持活動などの国際協力が重視されている現状を明らかにした。「『テロ対策』よりも『テロが生まれる原因の解決』を優先する必要がある」とジェントルズ氏は主張。ニュージーランドの非核政策については「米国やオーストラリアとの軍事協力において多少の影響を及ぼしたが、経済的なマイナスはなく、国民の8割以上はこの政策を支持している」と強調した。
 
 広中議員は非核政策などに積極的に取り組むニュージーランドを高く評価し、それに比べてイラク問題においてやみくもに米国追従を貫いている政府の姿勢を「正義がなく、非常にいらだたしい」と批判。日本はODAなどを含めて、安全保障の面で重要な役割を果たすべきだとし、「民主党が政権をとれば(ニュージーランドの政策を)大いに参考にしたい」と語った。ジェントルズ氏は賛同し、日本がアジア外交を重視する必要性を指摘、米国と中国の「重要な架け橋となるのではないか」とコメントした。

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