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2003/10/19
【参埼玉補選】菅代表、小沢前党首、政権交代へ熱い訴え
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参院埼玉補選の投票まで1週間を切った19日、民主党の菅直人代表と小沢一郎前自由党党首が揃って埼玉県入りし、東武線春日部駅前で民主党公認候補の応援演説を行った。武山ゆり子前衆院議員も駆けつけた。

 司会をつとめた武山前衆院議員は、駅前を埋め尽くした500人を超える聴衆の声援を受け、「民主党への期待感、参院補選の民主党候補への期待感、そして政権交代への期待感の高まりを感じる」と力説。日本の歴史上、重要な役割を果たすことになる参院補選と衆院選では2大政党実現につながる賢明な判断をしてほしいと訴えた。

 小沢前自由党党首は「自信をもって送り出した」民主党候補への支援を呼びかけ、「ここで勝利させていただき、衆院選挙を全力で戦い、政権交代をみなさまと共に実現させよう」と力強く語った。道路公団の藤井総裁の去就をめぐる騒動について「自民党政治そのもの」と断じ、ポストを守りたい官と利益を守りたい自民党議員とのもたれあい構造が根底にあると批判。選挙戦ではこうした自民党政治を打破し、21世紀の新時代に求められる新しいきれいな政治を実現すると宣言した。

 菅代表は「一兵卒となって政権交代を支えるとの小沢前自由党党首の熱い思いがあって合併は実現した」と語り、合併した以上、何としても参院補選で勝利し、日本で初めての本格的な二大政党制を実現させると熱く訴えた。高速道路無料化への道筋、霞ヶ関のひも付き補助金全廃、年金改革など民主党のマニフェストに関する菅代表の説明にマニフェストの冊子を手にした聴衆からは賛同の拍手がわいた。菅代表は、「日本の政策を(国民本位に)大きく転換し、自民党独裁が続くなかで汚れきってしまった政治を変える」と力説した。

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